私はアニメダンガンロンパ3に怒る権利がある

タイトル通り。楽しい内容ではないので注意してください。
アニメ放送が終了して2年も過ぎ、大分自分の気持ちも落ち着いてきたので放送当時からずっとあったこのモヤモヤとした感情を整理してみようと思い書きました。
ずっと怒ってるだけのただの愚痴です。マジでただの愚痴なので閲覧は自己責任でよろしくお願いします!!












結局のところ、私がダンガンロンパ3に対してこんなにも怒った理由を突き詰めて言えば「見たかったものではなかった」になってしまうんですよね。今まで自分が一番嫌ってきた怒り方だしアニメ3を楽しんだ人がいるのも知っているので素直に受け入れられない自分に落ち込んだりもしたんですけど、あれから約3年経ちいろいろと考え直した上で、やはり自分にはアニメ3に対して怒っていい権利があると考えたので怒る。怒るぞ。

私が怒っているのは主に絶望編、最終的には希望編なんですけどそもそも始まりから不安はあった。
ゲーム本編内でNPCとされていた七海ちゃんが人間として存在していたり詐欺師の性格がなぜか十神白夜のように描写されていたり。(まあここらへんは解釈違いって言葉で片付けられるんですけど…)
話数が進むにつれゲーム本編の発言との矛盾がどんどん出てきてその時点で大分不信感は強かった。本当に大丈夫なのかこれ?ゲームの設定ちゃんと見直したか?

でも最後まで見ちゃった。見ちゃったんですよ。嫌な予感がした時点でやめておけばよかった。
ダンガンロンパという作品の性質上、わりと製作陣はラストのどんでん返しを好む傾向にあるなと思ってたので最後まで見なきゃ分からないなと思っちゃったんですよね。もしかしたら最後の最後で今までの矛盾点を一気に回収するような展開があるかもしれないと期待しちゃったんですよ。なのに最後の最後ラスト1話であそこまで絶望的展開を持ってくるとは思わなかったよね。そんなことってあるかよ。


言わずもがなラストのみんなの復活、ぶさけんなという感情しか沸かなかった。
ラストの1話、あの描写によって私は私のゲーム体験を壊されたと思っている。だからこんなにも怒っている。

そう!!スーパーダンガンロンパ2のラスト!!
日向くんたちはゲーム内で自分を消すという選択をしたんだよ!!その選択をするまでに6章裁判で日向くんたちのどんな葛藤があったか、お前ら見てないのか!?
自分という存在が完全に無くなるかもしれない、そんな恐怖を抱えながらなお未来を創るという選択をした彼らのあの決断はなんだったんだ!?ああ!?完全に茶番じゃねえかふざけんなよ!!!!

なんであっさり全員が全員復活してんだ?都合よく奇跡があっさり起きたのか?都合よすぎじゃねえか?ほとんどゼロに近い、けれど決してゼロではない奇跡を信じ続けるんじゃなかったのか?で、6章裁判があれだけ長引いた原因でもある自分が消えるという話はどうなったんだ?嘘か?嘘なのか?これからはスーパーダンガンロンパ2をプレイしてる時「まあこいつら全員目覚めるし大した障害もなく絶望を克服できるしな」とか思いながら学級裁判しなきゃいけないのか?あの時の生き残り組の苦しいまでの葛藤もただの茶番にしか映らなくなるけどいいのか?何のために死んで何のために殺したんだ?

私のゲーム体験を返せ。初めてスーパーダンガンロンパ2をプレイし終わった時のあの感情を返せ。
とても好きなのに、二度とあの時のような気持ちではプレイできなくなる。どうせ生き返るしって思いがずっと頭にちらつく。

正直希望編でかきたいことは分かる、分かるんだよ。希望を持って前に進み続ける苗木たち78期生と絶望を背負いながらも新しい未来を模索する77期生たちの対比をかきたかったんだろうなとは思う。でも、どうしても何でこんな展開にしちゃったの?としか思えない。本当に何で?
何でキャラクターのことを愛してやらないんだ。


好きなところもね……あるんですよ……。
九頭龍の妹と日向が実は関わりがあったとか狛枝と江ノ島の対立とかそこらへんの描写は好きなんですよ。あとOP がめっちゃいい。
だけどあのラストがあるせいでアニメ自体を受け入れられない。悲しい。

みんなが絶望に堕ちた経緯も……時間が足りなかったのかな、うん……。そりゃあんだけの人数一人一人丁寧に描写するのは無理だよでもお前らがかくって言ったんだろうが責任持てよ何が最高のファンアイテムだ。
ゲーム本編の通信簿でしっかり一人一人の過去を匂わす描写がされているだけにアニメの適当さに腹が立つ。かけないのなら最初からかくなんて言わないでくれ。キャラクターを大事にしてくれ。

スーパーダンガンロンパ2はこれからもずっと大好きだと言えるけれど、アニメ3に対する怒りも消えることがないんだろうなと思う。

悲しい。